大山ターンム!

すっかりアップが遅くなってしまった宜野湾大山田芋畑ツアー。大山ターンムファンクラブの皆様にお世話になった、楽しい1日でした。
 
『料理工房・てだこ(^o^)亭』で使って居るターンム(田芋)は、宜野湾の大山ターブックワ(田んぼ地帯)産です。とても貴重品で手に入らないことも多いレアものです。金武町のターンムに比べてなぜそこまでレアものなのか?と思って居たら、作っている農家さんが激減しているから、と言うことがわかりました。というのも、大山のターンム畑は、町のど真ん中。畑に立って周りを見渡すと高いビルもたくさん。なんと、都市計画で、残りの畑も存続の危機に瀕しているとか。これはちょっと問題ですよね、宜野湾市長!失われてからでは遅いんですよ!!!
ターンムを育てるのに必要なのは、豊富な湧き水。金武町も、大山も、見事!という位こんこんと湧き出る泉があります。この水のお陰でターンムがおいしく育つのだそうです。元々ダムなど無かった時代、この湧き水が那覇市の水道になっていたそうです。その頃の水道管の名残もありました。那覇市民の飲み水がここでまかなえたんですよ!凄い量と水質の良さがわかりますね。
 
田植えならぬ田芋植え(^・^)は線を引いてそこに規則正しく植え付けていきます。足跡が可愛い(*^o^*)
少しずつ育っていきます。肥料をたくさんやると早く育つそうですがみっちりした感じでは無くすかっとした芋になるようです。香港の飲茶で食べた田芋のコロッケはスカスカでしたから、肥料いっぱいなんだろうな(^^;
 
田芋の茎は。ムジといって、いわゆるずいきですが、乾燥はさせず生のまま流通しています。お味噌汁に入れたものをムジ汁、と言いますが、もう絶品です。
ムジと小芋に分ける作業をしていたおじさん。近所のJAファーマーズのイベント用だそうで、目玉商品だとおっしゃっていました。
 
この、何気ないあぜ道が、昔国頭(国頭村・沖縄本島最北端エリア)と首里城とを結ぶ道「クンジャンアブシ」(国頭あぜ道)だそうです。首里王国時代、遣いの者??が通った道です。それがほぼそのまま?残されている貴重なエリア。大山ターブックワは、殆ど生きている博物館?みたいなところでした。残さなくてどうします。
 
間近に迫る住宅地。。。。田芋畑を潰してまで、あなたはココに家を建てたいと思いますか?
散策最後の湧き水へ。近くの大山小学校の子ども達とケン子さん。(ケン子さんとはようやくこの日出会うことができましたよ!)小学校の制服は、女子も男子もは、ターンムの葉っぱのイメージカラーグリーンです。女の子は別のところで見かけましたが、可愛い深緑色のスカートが素敵でした。大山が誇れる田芋。どうぞ末永く、大切にして頂きたいです。
 
この日ご案内してくださった大山ターンムファンクラブの直子さんイチオシのターンムパイ。素朴で、昔からきっと変わってないんだろうな、と思うような優しい味わいでした。
直子さん、ファンクラブのみなさん、楽しい1日をありがとうございました(^・^)\(^o^)/m(_ _)m
大山ターンムの美味しさの秘密が少しわかった気がします。
大山ターンムファンクラブのサイトはhttp://otfc.ti-da.net/

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