珊瑚花園通信インターネット版/1998年菜種号


  <珊瑚花園通信はスタジオ・コーラル・ガーデンで発行している季刊誌です。97
 年よりインターネット版に編集、公開しています。リンク・転載等は必ずご相談下さ〜い>

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CONTENTS
	花粉舞う(T-T)近況報告
	花粉花粉花粉花粉花粉
	イタリアの島料理研修に行ってきます...
	誠文堂新光社「ハーブ」カラー連載ページスタート(^^)/
	沖縄レポート《旧正月編》
	ひとりごと(編集後記)
	スタジオコーラルガーデンとは...
	
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            ●花粉舞う(T-T)近況報告●

 花粉の舞う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか(^.^;)珊瑚花園通信もなんか久しぶり
の発行です。しかも、ちょっと訳ありで今回は短めですm(_ _)m。次号若夏号と二回に分け、
今回は菜種号とさせていただきます。m(_ _)m。しかも、お花見シーズン前にお送りするつ
もりだったのに遅くなってしまってゴメンナサイ。でも、ジツハまだまだお花見出来る場所
があるんですよ!それは私の家の近くにある東大理学部附属小石川植物園。江戸時代、江戸
城御用達のハーブ園だった場所ですが、今はハーブよりも希少植物がいっぱい育っている温
室(毎週火曜水曜昼間だけ公開)や、ソメイヨシノの桜の園が有名になっています。しかし、
まだまだ知る人ぞしる状態なのが、その植物園の八重桜。何カ所化に固まって植わっている
ので、今月下旬頃までしっかりお花見出来ます。イタリアから帰ってきた25日(土)お昼
頃にもお花見宴会を予定していますので、よろしかったらご一緒しませんか?(^^)

 春だと言うことで、何か新しいことを始めたいなあなんて思って、珊瑚花園通信でも新コ
ーナーをいくつか考えてみました。ひとつは東京・渋谷にある、大人気のリストランテ「ビ
ゴロッソ」の植竹シェフを陰で支えるパートナー裕子ちゃんのイタリアンワインコラム。も
う、巷はワインブームですごいでしょ。なんとなくワインと言えばフランス、っていうイメ
ージだけど実はイタリアは世界一のワイン産出国なんです。そんなイタリアンワインの美味
しいお話を裕子ちゃんのイラストとともにお届けできればと思っています(^^)。
(ごめんなさい、裕子ちゃんのページはアナログなので載せられませんでした!m(_ _)m)

 もうひとつは、次号から、私の愛する美味しい物たちについて、毎回ひとつずつ選んで掘
り下げて見ようと言う試み。普段はお教室でしかお話ししないあの話この話、ちょっとした
蘊蓄や私の意見など、いろいろご紹介したいと思っています(^^)。

 

            ●花粉花粉花粉花粉花粉●

 今年もお約束通り花粉症はやってきましたね(T-T)。生徒さんでも何名か苦しんでいらっし
ゃる模様です、どうぞお大事にね。(無理しないことが一番かも知れないです)
 さて、旧正月を杉のない沖縄で快適に過ごし帰京した私は、翌日は家にこもってパソコン
仕事をしていました。そしてその翌日。起きあがれないほどの重症。2月2日のことでした
(ioi)。私の場合、何よりも目が痒くなってどうしようもないので、早速眼科へ直行。昨年と
同様アレルギー性結膜炎と診断されて目薬(インタール&フルメトロン)を処方されました。
その後めずらしく胃を壊したおかげで免疫力が弱まり、花粉症の症状は殆ど収まっていまし
た。良いのか悪いのか(^.^;)でも胃が治ったとたん、くしゃみ爆発!最悪のお花見シーズン
を迎えています。(いつも桜が咲く頃特にひどいため、もしかしてソメイヨシノの花粉アレ
ルギー何じゃないかと密かに疑っている私(^.^;))
 花粉症だけでなく慢性アレルギー性鼻炎気味の、あきは相変わらず派手に症状が出ていて、
見ているこっちが辛くなるほど。来年こそは1月に耳鼻科へ連れて行き、アレルギーテスト
して予防薬を飲んで貰おうと思います。あれじゃ仕事にならん。沖縄はなんと『杉』がない!
南洋杉っていうのはあるけど、花粉症の元凶である杉は一本もないんだよね。きっと沖縄に
引っ越したら治るかもね...。




        ●イタリアの島料理研修に行ってきます...● 

 地中海の中で一番大きな島・シチリア島と二番目に大きなサルデーニャ島に、約10日間
滞在して、地元の郷土料理を中心にいろんな料理を研修、そして各食材工場見学をこなして
きます。一昨年行った北イタリアと同じ感じですね。またまた胃薬は必携ですね(^.^;)。今
回は前回の経験を元に、パッキング材料(ぷちぷち)をたくさん持っていくことにします。
地元のワインやオリーブオイル、食材の瓶詰めなど、前回は割れ物だということで、なかな
かたくさんは買って来られなかったのですが、今回は気合いを入れ直して(笑)いっぱい仕
入れてきます。そして、成田に帰国してからも、割れ物は発送が異常に厄介だったので、今
回は元居候人・桃ちゃんとあきを動員してお迎え部隊を結成、私はとにかく成田まで必死で
運んでくれば良い、という状態にセッティングしました(^.^;)。(部隊用のおみやげ代で破
産しそうですけど...)
 
 今回も、各種チーズ工場、アンチョビ塩漬け工場、ハーブ園、精油工場、ワインセラー、
ペストリーショップ見学や、郷土料理各種以外にお菓子やパンの講習もあるようです。ちょ
うど復活祭の期間なので、お祭りも見られそうです(^^)。フィルムの用意は36枚撮りを7
0本(^.^;)。前回50本で足りず、追加を10本現地で買ったのは良いけれど、あまりの価
格の高さ(日本の倍くらいだった)に破産したので...。(日本で買ってもやっぱり破産しま
した(T-T)どうしようお小遣いが消えてしまった...)自由時間が全くなく、びっしりと研修
スケジュールが詰まった盛りだくさんのイタリア離島旅、ご報告は次号初夏号にて掲載しま
す(^^)。

 

      ●誠文堂新光社「ハーブ」カラー連載ページスタート(^^)/●

97年4月から98年3月まで1年間、ちびコラムでがんばってきました『インターネット
でハーバルライフ』もお陰様で98年4月号よりカラー1ページに拡大、連載継続と相成り
ましたm(_ _)m。これもひとえに皆様のおかげです(^^)。2月号の特集に関しては、各界の
方々よりメールやお手紙、お電話などを頂戴しました。普段「ハーブ」を買わない方達ばか
りでしたが、読んでくださってとても嬉しいです。

どうもありがとうございました(^^)。4月号は新学期ということで、「検索」がテーマです。
インターネットを使いこなす時にはずせないのが、この検索。いろんな検索の方法があるの
をご存じですか。例によってとても1ページじゃ紹介し切れませんでしたが、あとはご自分
で、ということで(^^)。同ページのオフィシャルサイトはhttp://www.cps.ne.jp/midori/
inhindex.htmですので、ぜひご覧になってみて下さい。

 5月号のテーマは「ハーブの写真を美しく撮ろう」と題して、素敵なハーブの写真をホー
ムページ上で発表している方々のサイトを紹介ます。(店頭では4月16日発売予です)6
月号は、「ハーブガーデンを見に行こう」というテーマで、ハーブ園のサイトやお天気情報
なども紹介しようと思っています。(こちらは5月16日発売ですが、現在締めきりにマジ
で追われているところです(T−T)(T−T)(T−T)脱稿してからじゃないとイタリアに行けない
って....ううう。)後1年、ハーブという枠にとらわれず、い〜ろんなテーマでサイト紹介
をしていきますのでどうぞ、お楽しみに〜(^^)。

 
           ●沖縄レポート《旧正月編》●

 東京が大雪攻撃に数回遭った後の1月26日から31日まで、あきと2人で沖縄に行って
きました。あきは年中無休の会社勤めなので、そのころにやっとお正月休みです。でももと
もとの暦ではその頃が旧正月だから、『今年から旧正で休もう』がキーワードになりそうで
す(^^)。今回は土地探しとは無縁な全くのオフ。とは言っても、なかなかそうも行かない部
分もありましたけれど。

 沖縄はちょうど雨期。晴れたり曇ったり雨が降ったり、と定まらないお天気です。南部の
漁師町・糸満(いとまん)へ旧正月大晦日の市場見学に行ってきました。糸満の市場は、夫
が漁に出て魚を妻に売り、それを妻が市場で並べて売るという特殊な仕組みが伝統的に残っ
ています。夫婦で別財布、今後の日本で広まりそうな方式?!(無理かな...(^.^;))晦日の
市も大勢の女性が売ったり買ったりしています。男性は元旦の朝5時から、港に係留してい
る漁船に、幾つもの大漁旗を一斉に揚げてお祝いするので、きっと家で寝ているかお酒飲ん
でいるんでしょう(^^)漁は正月2日間だけ休みだそうです。市場はにぎわっているにもかか
わらず、なぜか静かでひっそりとしています。晦日の市と言えば、大喧噪のアメ横に慣れて
いる私たちには、しーんとして大人しい市場が不思議に写りますが、そう言えば那覇でも観
光客目当てじゃないお店は客引きもせず静かな感じですね。

 旧正月を祝うのは、沖縄でも糸満や本部(もとぶ)などの一部の漁港だけだとか。やはり
海を相手にしている人たちにとっては、旧暦が今でも生活のベースになっているのですね。
普通の人たちは、新正月を祝っています。今回手に入れた旧暦のカレンダーはちゃんと毎月
15日が満月です(^^)(当たり前なんだけどさ)今の時代の日本人に足りないのは、月の満
ち欠けとともに暮らすことかも..なんちゃって。と言うわけで今年からお月様を意識して暮
らしてみようと思っています。
 
 元旦には本部の伊江島(いえじま)に渡りました。船の中から見た島の大きな煙突から一
筋の煙が...。そうです、今の時期工場からの煙と言えば、そう、製糖工場です。

 旧正月の頃、二年かけて育てたサトウキビを刈り、トラックで製糖工場へ運ぶので、沖縄
中、まあ、都市は除きますが、たいていどこもかしこもサトウキビ満載のトラックがぶんぶ
ん走っています。伊江島では大きな製糖工場がひとつあり、島中の道は製糖工場へ繋がって
いるという感じでした。あいにくの雨模様なので、観光はやめて製糖工場へ見学に行きまし
た。いきなりお願いしたにもかかわらず快く案内して貰い、サトウキビをトラックごと計量、
糖度のチェック(それによって買い取り値段が変わるとか)、搾った汁を煮詰め、ザラメ
(洗双糖)にする工程を見学しました。この工場ではそこまでで終了。あとは本島に運び、
グラニュー糖に加工するそうです。旧正月近辺のわずかな期間しか稼働しない特殊な工場な
ので、ちょうど見ることができたのです(^^)。

 その夜は今帰仁(なきじん)にあるファームハウスという素敵なお宿に泊まりました。そ
こは野草料理が売り物で、沖縄の地のハーブである野草をいろいろな形でお料理して貰い、
賞味しました。食材も殆どオーナ夫妻が畑で栽培したり、飼育したりしたもので、ほっとす
る素晴らしい味わいでした。

 翌日はお天気も良く、桜の名所今帰仁城址まで歩いたらしっかり日焼けしてしまいました
(^.^;)。沖縄の桜は1月に咲くのです。ソメイヨシノではなく、紅梅色のヒカンザクラです。
でも今年は季候が悪かったのか、何故か咲きが悪く、ちょっと寂しい感じ。沖縄ではお花見
の宴会をしないんですよ。歩いて愛でるだけです。お花見はもともと江戸のものなので、伝
わっていないのでしょう。(そのかわり浜辺でのお月見宴会があります(^^))
 
 そのほかには、真夜中の座喜味城址(ざきみ)に登り、中部の夜景を堪能したり、(電球
の色が白いのが民間、オレンジ色は基地、だとか。ざっとみた感じ半分以上がオレンジ色で
した。嘉手納基地の近くだったせいもありますが。)光る尺取り虫を見たり、石川市の山の
上から眼下に広がる電照菊のライトアップ?を見たり、幽霊屋敷探検をしたり(^.^;).....
と相変わらず盛りだくさんの旅でした。

 

               ●ひとりごと●

 この号外を発送するのはもしかして成田空港かも知れない...(^.^;)....
(さすがにシチリアから発送するのは一抹の不安が....)香港だと、エアメイル代金が超安
かったので、いつだったかクリスマスカードを大量発送したことがありましたけれど、イタ
リアだと高いかもね。がんばって成田までに出していきます。(あせあせ)



           ●スタジオコーラルガーデンとは...● 

 スタジオコーラルガーデンは、ハーブ、クッキング、パソコン&インターネット、
トールペインティング、トラベル、パーティなどなど生活を面白くするスクール&ワ
ークショップイベントのスペースです。今後も皆さんのご要望など参考にしながら楽
しい企画をしていきたいと思っています。


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