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今年もまた、沖縄の元気な夏がやってきま した!「沖縄って暑いでしょう」ってよく聞
かれます。確かに暑い。近年東京も結構暑い んですよ。やしが、なんと言っても暑さの期
間が違う。東京なんて2ヶ月も我慢すれば朝 夕涼しくなるけれど、こっちは、はぁもう、
夏が半年位あるものね!こうなってくると夏 バテしないように自然と考えて食事をとりま
す。東京なら冷やし中華や冷やそうめんで軽 く済ませても、沖縄の長い夏ではきっとダウ
ンでしょう。野菜や豚肉、豆腐等をたっぷり 使ったビタミン豊かな琉球料理は、暑い夏を
元気に過ごせる重要アイテムかも。
私の店は、昔豚肉市場があったと思われる 旧名「シシマチ通り」にあります。冷房もな
かった琉球時代、一服の涼を呼ぶ、ぶくぶく ー茶売りも通ったに違いありません。今でも
公設市場に入れば、本土では決して見られな いスタイルでの豚肉売り場があります。観光
客として最初に見たときはあまりのストレー トな陳列に度肝を抜かれました。豚の、か、
顔が....。お陰で、その後アジア各国を旅行 した際に、どこの市場でも驚かなくてすみま
したけれど。
ナタで叩き切られた豚足。こぼれ落ちんば かりに積み上げられた三枚肉。きれいに下処
理された内臓の山。冷蔵庫に入れなくても大 丈夫なのかなぁ、全部売れるのかなぁ、、と
余計なお世話。エステに行ったみたいなつる るんお肌の豚肉を買ってゆでてみれば、アク
の出も少なく、香りも良く新鮮そのもの。沖 縄の人たちは本当にシアワセですよ。こんな
に味の濃い、美味しい豚肉が食べられて。思 うに沖縄の豚は、この地ゆえに大量
に産出さ れる「おから」を食べて育っているから、こ んなに味が濃いのかも。北イタリアのパルマ
市では、プロシュートという海の塩しか使わ ない無添加の伝統的な生ハムを作っています
が、原料となる豚は、同じエリアで作られる パルミジャーノチーズというこれまた地元の
牛乳と海の塩しか使わない硬質チーズを作る ときに大量に出る乳清(ホエー)という薄い
ミルクのような液体を飲んで育ちます。だか ら出来上がったハムはほのかにミルクの香り
がして、とても美味しいのですが、沖縄の豚 はどうなんでしょう。
豚肉料理数ある中で、特に好きなのは「て ぃびち汁」。とろとろになった皮とゼラチン
が溶けだしたスープ、それをたっぷりと吸っ た大根や昆布は至福の味。毎週水曜日に近く
の食堂で出るそれは、化学調味料を使わず本 来の素材の味が生きている調理法で、飽きも
せず毎週食べています。近頃東京では、お肌 のために高いお金を出してコラーゲンを飲む
のが流行っています。どっちが効果的か、て ぃびちを食べている私達ならわかりますよね!
ウチナー口ガイド
※シシ→豚肉
※ぶくぶくー茶→サンピンチャ(ジャスミンティ) をベースにいろんなお茶を混ぜ、大きな鉢に入れ茶筅で数時間泡立てたフォームティ。泡を口に含むと涼しく感じるから昔は夏に飲まれた。現在は保存会の方々がイベントなどで披露してくれたり、喫茶店のメニューにあったりする。
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